医院を継続していくために私がやるべき最後の仕事、
それが継承でした。
医療は常に真剣勝負、ここは第一線の場。
だから元気なうちに若い先生に引継ぎたい。
具体的に相手は誰か、ということまで決めていたわけではありませんでしたが、私としてはできれば三条の地域のことを熟知していて、診療内容も私と同じ泌尿器科・内科の先生に継いでもらうことを望んでいました。結果的に継承していただくことになった渡辺竜助先生は、大学の後輩で同じ泌尿器科の教室の後輩。昔から知っていました。10年も前になりますが、いずれ継いでみる気はないか?と、それとなく話を持ちかけたこともありました。
医院の継承=契約なので、
当事者同士が直接交渉するよりも
プロに仲介に入ってもらったほうが上手くいく。
ただ私としては医院継承というのは契約事ですから、よくわかっている第三者に間に入ってもらうのがスムーズに進むだろうと考えていました。金銭的な話だけでなく、デリケートで微細な詰めを要する問題について、当事者同士が直接交渉するのは難しいですからね。
また仲介役の人選についても同じこと。何でもかんでも私の方で決めてしまっては上手くいくものも上手くいかないものです。継承する側とされる側、どちらか一方が決めるのではなく、仲介役の人が双方と交渉しながら調整していくのが望ましい。その結果、双方ともこの仲介役に任せましょうと、そういう流れにできれば一番いい。そこが一番大事なところですね。
間に入ったクレアメディコが双方の気持ちを確認。私は渡辺先生を希望し、渡辺先生もやる気だということで現実的に話が動き出しました。
仲介役はこの人にお願いしよう、と双方合意で決めたのなら全てお任せするのが得策です。
この人にお願いしようと決めたのなら、全てお任せするのが得策です。私の希望、気持ちを理解してもらいながら、私に代わって話をまとめてもらいました。
クレアメディコからの具体的な支援内容は、医院継承に関わるタイムスケジュールと内容の提案でした。何をいつからどのような方法でやるのか、という提案です。いつまでに何を決めるというポイントがあり、それをきちんと埋めていく作業でした。
クレアメディコの仲介で良かった点は、医院継承の契約というデリケートな交渉事がスムーズに進められたことです。例えばお金の話をする時は、第三者がこの辺が妥当だろう、という提案をしてくれます。当事者同士でのお金の話は一切なし。直接、当事者同士がやると上手くいかないものです。金銭面がからんでくると、あまり細かいことは聞きにくいですし、遠慮も出てきてしまいます。第三者が入って話がまとまれば、財務のことでもどんな資料でもこちらが出せるものは全てお出しして協力しました。
地域の患者さんのために
新たなスタートを切ることが出来ました。
後を継いでくださる渡辺先生は、三条の病院に勤めていたし、病診連携でこの医院のことも患者さんのことも全部知っています。尚且つ同じ泌尿器科・内科の診療で病院では最先端の医療に携わっておられた。優秀な経歴、若さ、そして人柄とこれ以上ない最上の医師に継いでもらうことができました。仕事の内容に関して心配することも一切ありませんでした。継承をサポートしてくださったクレアメディコさんには心から感謝しています。