INTERVIEW

ドクターの声

医院を継承開業された
ドクターの実例インタビュー

2013.05 開院

メディカルゾーン

戸内整形外科クリニック(長岡市荻野)

院長 戸内 英雄 先生

新規開業の場合の障壁となるのが資金と競合です。
新規開業として相談した私に、承継開業という最善の道を示し、導いてくださったことに心から感謝しています。

 

いつか開業して独立したら
スポーツ医学にも積極的に関わっていきたい

50歳を前にして、最終的にどのようなかたちの医療を目指していくかの岐路に立ち、このまま病院勤務を続けるか、それとも独立して自分の信念に従い開業医を目指すのか、まだ決めかねていました。開業の可能性はどうなのかを探るため、マニュアル本を買って読んだり、東京の開業セミナーにも参加。一昔前なら開院すれば儲かるという時代もあったようですが、今は戦略的に計画しないと失敗もあり得ると、現実の厳しさを知ることになりました。
ハードルは高かったのですが諦めがつかずにいたちょうどその頃、お世話になった先輩ドクターが開院。その先生も比較的年齢が高くなってからの独立でしたので、いろいろ相談したいと思い、時間を作ってもらいました。
戸内整形外科クリニック

昔から野球が好きだった私は、野球を通じて社会との関わりを持ってきました。自ら外へ出て行き野球チームを探し、チームに参加して病院外での交友関係を広げていました。平成20年から着任した新潟アルビレックス・ベースボール・クラブのチームドクターになれたことや、平成22年からスタートした野球肘健診でスポーツ障害の早期発見に関われたのはとても意義深いことでした。将来的には病院を離れてからも、こうした自分の目指すスポーツ医療に関わっていけたらいいなと、開業独立への道を模索していました。

はじめは新規開業で相談したところ一旦保留に

初めは新規の開業という考えでしたので、承継という発想はありませんでした。20年程前から面識のあったアルファスグループの社長にお会いして相談に乗ってもらったところ、当時既に長岡市内にはクレアメディコの支援実績として整形外科医院が数件あり、そこへ新規開業で切り込んでいくのは難しいという結論になり、一旦は保留。その話は進みませんでした。
それから別の銀行系コンサルの業者からも新規開業について話を聞きましたが、新規開業にはいくらの資金が必要か、収支が合う場所かどうかくらいを示してくれる程度で、最後は「何とかなりますよ」の一言。かなり大雑把で丼勘定的な印象を持ちました。
そんなわけでなかなか開業に踏み切れないでいた頃、再びクレアメディコから医院承継の話を持ちかけられました。開業の1年半くらい前のことです。

継承開業という提案で具体的な数字が示され、
開院イメージが明確に

再びクレアメディコにお会いした時には、新規ではなく承継というカタチでの開業の提案がありました。
医院名は伏せたまま、長岡市内にある整形外科で、どのくらいの規模でスタッフがどのくらいいて、年間の売上がどのくらいで・・・という候補の医院の概略、承継する際の相互の条件、それから継承のメリット、初期費用を抑えた開業について説明してくださいました。
スムーズな継承のために何が必要なのか、収支を具体的な数字で表してもらったことでよく理解できたこと、不安がなくなったことが決め手でした。
はじめは新規開業の方がいいなと思っていましたが、年齢的な事を考えると、承継開業もそう悪くはないなと。すでに出来上がっている現存のシステムに乗っかり、自分を合わせていくという方法がベターなのではないか。1年くらいかけて仕組みが分かってきたら徐々にやりたい方向に向かって一つずつやっていこうという思いに変わっていきました。
ドクター保護の観点から対象となっている医院の名称については、かなり具体的な話になるまでは匿名のまま交渉がすすみました。口が堅い信頼できる会社だと思いました。

ここまでしてくれるの?と、サポート内容が想像以上に
広範囲をカバーしてくれたのが印象的でした

ここは土地も建物もすべて賃貸という契約なのですが、貸主である大家さんに金額交渉するときに便宜を図ってもらったことです。金額の見直し提案、ディスカウントまでしてくれるのかと大変心強かったことを覚えています。建物についてはリフォーム業者に対しても間に入ってくれましたので、コストを抑えることができたのだと思います。
資金面では銀行との金利の交渉の助けにもなってもらいました。開院に向けていかに良いスタートが切れるかを考えて細かくサポートしていただいたことが印象に残っています。

プロモーションについても開院前に地域住民を対象にした講演会を開いたり、薬局が発行している情報紙で開院の告知をしたり、野立て看板を出すなど順調なスタートを切るための大きな力になりました。
そして開院後も継続的にサポート。開院後1年間にわたり、毎月患者さんアンケートを実施し、その結果をフィードバックしてくれました。

承継開業の最大のメリットは
資金と競合のリスクを抑えられること

新規開業の場合の障壁となるが資金と競合です。
承継では開業にかける初期費用を抑えられるということと、初めから患者さんが付いているので集患では順調ということは間違いありません。
加えてそれら同様の重要ポイントは競合の問題ですが、承継ではその点もクリアできます。新規開業であればどうしても既存医院とバッティングしてしまいます。そうすると収支面で事業計画も立てにくい。そこをクリアしようとすれば立地を再検討する必要があるなど、上手くいかなかったかもしれません。
実際のところ地域の人たちにとってここに整形外科がある、という認知が大事。クレアメディコのサポートによりスムーズに引き継ぐことができたと思っています。

医院の設備、器械、スタッフすべて引き継ぐメリット

前医院の院長は日赤病院時代にお世話になった大先輩。昔からよく知っている間柄でしたので、安心して話を前に進めていくことができました。
さらに私のケースでは、前院長に完全に引退してもらうのではなく、1曜日だけ引き続き担当していただくという二人三脚方式でしたので心強かったです。柳先生からの引き継ぎだけでなくスタッフについても同様、ここにはすべてベースがありましたからそうゆう面では承継のメリットは大きいですね。寄せ集めでスタートする新規とは違いスムーズでした。
同時に患者さんも引き継ぐわけですから、集患という手間は省けますが、逆を返せば患者さんからも比較されることになります。その点、柳先生とのタッグを組んだ診療は、柳先生でも私でも良い方を選んで来てもらうことができるので、患者さんにとっても都合がよく、ストレスがなかったのではないでしょうか。 柳先生と私とで、各々ができること、各々が得意なことを上手く分担し補完し合いながら診療の幅を広げていけたのも良かったです。

さらに施設や設備についても大きなメリットがありました。
承継の場合、医療器械については一通り揃っているわけですから、急いで一気に揃える必要がありません。問題なく使用できるものもありますし、古くなって買い替えを検討しているものについては、開業後しばらくそのまま自分で使ってみてから新しい機械を検討できたので失敗がありませんでした。

クレアメディコの承継開業支援について

おかげさまで順調に行き過ぎてというか、予想以上に忙しい毎日を送っています。
病院を辞めたらもう少しのんびりとしたペースで自分のやりたい医療の方向に進みたいと思っていたのですがなかなかそれも叶わないほど・・・
でも想像以上の成果が上がり、想像以上の忙しさというのは、開業1年目にしてとてもありがたいことです。

今後は日本全体で一段と高齢化が進みます。患者さんの高齢化もそうですが、開業医の高齢化も進みます。後継者問題を抱えている開業医にとってこの承継システムは一つの解決策となるでしょう。それは医院、医師ばかりでなく、地域的にも患者さん的にも有益だと思います。

そこで重要なのが地域との繋がりと情報です。特に承継では前医院と新医院との仲介役となるため、地域に根差したコンサル会社でなければ上手くいきません。
クレアメディコの承継開業支援ではそうしたキーとなる情報がしっかり蓄積されていて、その情報に裏付けされた具体的な収支、経営計画を提示してくれます。
はじめ新規開業として相談した私に、承継開業という最善の道を指し示し、導いてくださったことに心から感謝しています。

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