INTERVIEW

ドクターの声

医院を継承開業された
ドクターの実例インタビュー

2017.04 開院

とがし内科クリニック(新潟市西区)

院長 冨樫 忠之 先生

経営の素人とも言える私が医院継承することを決定できたのは、クレアメディコのアドバイスがあったからです。

 

インターネットなどを調べて自分から連絡

医師になったころから、ゆくゆくは開業医になろうと考えていました。しかし、勤務医を続けているうちに、忙しさでそのことを考える暇もなくなり、再び「開業」の2文字を思い出したのは開業の5年ぐらい前です。それからはインターネットなどで開院のサポートをしてくれるところを探し始め、新規開院だけでなく、医院継承という形もあり、どちらもサポートしてくれるクレアメディコを見つけました。

クレアメディコには私の方から連絡しました。すると、すぐに面談できることになりました。初めて会ったとき、「開院するまで何年位を考えていますか」と聞かれました。勤務医をすぐに辞めることはできないため、「1、2年ぐらい」と答えました。
当初は、勤務先から近い場所での新規開院を考えていたので、クレアメディコからは新規開院の話をしてもらっていました。ただ、その地域はすでにかなりの医院があります。新規ならば、離れた地域での開院も視野に入れる必要がありました。そんな中、「継承は考えていますか」と聞かれたので、「良い医院があれば」と答えたのを覚えています。

医院継承には患者や職員など多くのメリットがある

そこで、医院継承を考えるとメリットがたくさんあることに気付きました。まず患者さんが既にある程度いるということは、経営の経験がない私にとっては大きなメリットでした。看護師や事務員などの職員の雇用も今は厳しいことは知っていました。でも医院継承では職員の引き継ぎもあり得るというのです。それも大きなメリットでした。患者さんにとっても良く知っている職員がいるので不安も少ないでしょう。先輩の医師が医院継承をして大成功しているという話も聞いていました。

医院継承を考え始めて2カ月位したときに、クレアメディコから青木内科医院の話がありました。青木洋二先生とは面識はありませんでしたが、私の勤務していた病院に何通も紹介状が来ていたので、お名前だけは存じ上げていました。面識はありませんでしたが、その人となりは紹介状の内容を見れば分かります。青木先生が患者さんをどんなに大切にされて診察をしているかが紹介状にはあふれていました。そして、医院の場所も当初の私の希望地域にありました。

青木先生からの手紙や経営の具体的な話で決定

そこで、開院の約1年半前となる2015年の秋に青木内科医院の見学に行きました。そのときに初めて青木先生にお会いし、この医院で患者さんの信頼を集めながら長年診察してきたことを感じました。その後、クレアメディコが青木先生からの手紙を持ってきてくれました。その中には「自分は高齢になってきて、そろそろ引退を考えている。でも診ている患者さんが心配だ。引き継いで診てくれる先生を探していたので、ぜひお願いしたい」と書かれていました。その手紙が医院継承を決意する大きな要因の一つとなりました。
また、クレアメディコから青木内科医院の患者数、開院にかかるランニングコスト、具体的な資産、私の専門分野でもある消化器内科を新たに標榜することでのメリットなど、経営面での話をしてもらったことも決定の大きな後押しとなりました。

仲介役とアドバイスで新しいクリニックがスタート

金融機関への融資交渉もクレアメディコからアドバイスしてもらいました。内視鏡室を新たに設けるので、内視鏡の機械を購入しなければなりませんでしたが、それには多額な費用が掛かります。自己資金だけでの購入は難しいと考えていましたが、同時に金融機関からの融資額は極力抑えた方が良いだろうとも思っていたのです。
ところがクレアメディコからは、「自己資金はそのままにしましょう」というアドバイスがあり、できるだけ融資でやりくりし、軌道に乗ったならば早めに返済していく方が良いというアドバイスがありました。
結果的にクレアメディコのアドバイスに従ったのは正解だったと思います。

クレアメディコの支援があったからこそ、「とがし内科クリニック」をスタートすることができました。今後は青木内科医院のように、患者さんに長く愛されるクリニックにしていきたいと思っています。

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